「カルミア」 (5月15日)


アメリカシャクナゲとも呼ばれるカルミアは、近年公園の植え込みなどでよく見 かけるようになりました。
北アメリカの原産のツツジの仲間で、日本に渡来した のは比較的新しく、昭和の初期から栽培が始まったようですが、日本の風土気候 に適しているらしくよく育ちます。

日本で栽培されているのは葉の巾の広いラティフォリア種と、葉の巾がやや狭く 全体に小柄なアングスティフォリア種ですが、公園などに植えられているのはラ テフォリア種の方多いようです。
それぞれ数種類の品種があります。

花の形はパラソルのようで、蕾の形がお菓子の金米糖(コンペイトウ)のようで、愛ら しい花ですね。
金米糖はあまり見かけなくなりましたね。
ご存じない方もおられるかも知れませ んが、角(ツノ)がたくさん生えている小さな粒の砂糖菓子です。


カルミア【Kalmia】
Kalmia latifolia ツツジ科カルミア属

東京都江東区亀堀公園で(1984年 5月)Photo by K.Iozawa

公園の植え込みなどによく植えられている落葉低木で、高さは1〜1.2m ぐ らいが普通。

葉は長楕円形で両端が尖り密に互生する。
茎の頂きに直径2cmぐ らいの浅い碗形の花を多数つける。
色は淡紅色または白が普通だが、品種によ っては濃い桃色や紅色もある。

別種の K.angustifolia は全体に小柄で花の大 きさも1cmぐらい。花つきも少ない。

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