アンスリューム (12月15日)

アンスリュームは観葉植物のなかではポピュラーなもので、ビニールの造花のよ うな真っ赤な苞の中央に、尻尾のような黄色い花穂が出ている姿はユニークです。
鉢植えを楽しむだけではなく、生け花の材料にも使われています。

この大きな一枚の苞は仏炎苞と呼ばれる形で、サトイモ科には多く見られます。
和名はベニウチワ【紅団扇】ですが、この名は言い得て妙ですね(^_^)。

寒さ弱く、冬越しには15℃以上の温度が必要です。


ベニウチワ【紅団扇】
Anthurium scherzerianum サトイモ科ベニウチワ属


中米原産の多年草で、明治中期に渡来して切り花、鉢植え用に栽培されてきました。
葉は暗い緑色で幅が狭く、長さ15〜30cm ぐらい。
仏炎苞は光沢のない赤色で長さ10 〜30cm ぐらい、花穂は長さ20〜30cm で赤みがかった橙色をしています。

仏炎苞がテカテカに光った真紅のものはオオベニウチワ【大紅団扇】:Anthurium andraeanum という種類ですが、生け花材料にはこの種の方がよく使われているよう です。

葉にも光沢があって幅広く、形がサトイモの葉に似ています。 仏炎苞の白い、シロバナウチワ【白花団扇】という種類もあります。

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