クリスマスローズ ( 1月 2日)

数少ない冬の花として珍重されるクリスマスローズ(Christmas-Rose)、いま咲い ている白い花の種類がほんとうのクリスマスローズですが、日本では現在あまり栽 培されていないようです。
これは明治初年ごろ渡来した切り花用栽培種です。

もうひとつ 4〜 5月に開花するハルザキクリスマスローズというのがあり、これは 花の色が暗紫紅色や白緑色で花壇の植え込みなどに使われます。

クリスマスローズは有毒植物としてよく知られており、学名のヘレボルス・ニゲルは“食べ ると死ぬ黒”という意味だそうですが、黒い根は薬用にも使われ、根に含まれるサ ポニンは強心剤や利尿剤として効果があるそうです。
またこの草を煎じた薬湯は頭脳を明晰にすると言われて古代の学者たちに愛用され たとか…。


クリスマスローズ
Helleborus niger キンポウゲ科クリスマスローズ属


ヨーロッパ原産の多年草で明治初年に渡来し、切り花用として栽培される。

葉は根生し、掌状複葉で小葉は7枚が普通。

12〜 2月に根元から花茎を伸ばし、 直径 5〜 6cm の白い 5弁花を 1〜 3個つける。
花はやや下向きに開き、のちに 紫色を帯びるようになる。

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