ダイコン (12月 8日)

12月8日、今日は大根の日です。

東北・北陸地方には12月8日に、二股になった大根を大黒様に供えて子孫の 繁栄を願うという風習があり、この大根を「嫁御大根」とも言うそうです。
二股大根を供えると嫁御に恵まれるのだとか。

「大根○○」とか「大根△△」とかの蔑視用語に使われるダイコンですが、あ の二股になったのはなんともリアルな形をしたのがあって、男性は妙に気にな るものですよね(^_^)。


ダイコン【大根】
Raphanus sativus var. acanthiformis アブラナ科ダイコン属


欧州原産で中国を経て日本に渡来したものといわれる一年草で、重要な野菜として 広く栽培されています。
真っ白で太く長い根から大根の名がありますが、正確には大根の上半分は茎で、下 半分が根です。

注:ダイコンの子葉の付け根から根までの部分は、植物学的には根でも茎でもなく、胚軸(hypocotyle)と言います。
この胚軸は茎ではありませんから、ここから新しい枝や葉が出てくることはありません。また、根でもありませんので、ここから多数の根が生えてくることもありません。


と、植物専門の方からご指摘を頂きました。
サイトの趣旨上原文のまま「茎」としますが 胚軸 と覚えてください。

外観を肉眼でみただけではわかりませんが、組織的には少し違うの だそうです。味も多少違って、茎の方は甘味が多く、根の先になるほど辛みが増す ようです。
品種によっては半分近く地表から突き出て外皮が緑色になるもの(青首大根)もあ りますが、こういうのを見ると茎だということも納得できますね。
根生葉は束になって生え、中央の主脈は太く白色で多汁質です。葉は深い切れ込み があって先になるほど幅が広くなっています。
普通秋に種を蒔いて冬に収穫しますが、春まで放置すると長い花茎を出し、上部は 分岐して白色または淡紫色の4弁花を多数つけます。

練馬大根、三浦大根など品種が多く、桜島大根など根が球形になるもの、また春蒔 き栽培に適した品種もあります。

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