デンドロビウム ( 1月11日)

デンドロビウムも種類の多いランです。
日本に自生するセッコク【石斛】もデンドロビウム属の中の一種ですが、洋ラン として出回っているデンドロビウムには、鉢植えにするノビル系と、切り花にす るデンファレ系とに大別されます。

ノビル系は日本の気候に適し、耐寒生もあるので家庭でも育てやすい種類です。 秋に低温に晒さないと花芽ができない性質があり、この時期に一ヵ月くらい戸外 で 7〜 8℃の低温にあてます。
冬は室内の日が当たる場所に移し、5℃以上で冬 越しさせます。
冬は水やりを控えて乾燥ぎみに保ち、花芽が脹らみはじめたら、 たっぷり灌水するようにしてください。

デンファレ(デンドロビウム・ファレノプシスの略)はコチョウランに似た花形で、シンガ ポールやタイなど東南アジアで大量に生産され、切り花として輸入されます。

温室がないと越冬は無理なので、家庭での栽培には適しません。


デンドロビウム・ノビル
Dendorobium nobile ラン科デンドロビウム属


インド、中国原産の着生ランで高さ30〜50cm 、茎は 2〜 3本束生し節間は 2cm 内外と短い。

葉は細めの披針形で長さ 8cm 内外、薄い革質で、2年目 に落葉する。

花は茎の上半部の各節に 2〜 3個つき、径 7〜 8cm 。
花の中 央部は周囲と色が変わり、ビロードのような感じ。
花期は長い。

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