フキ ( 1月30日)

今日、我が家の庭で「蕗の薹」を初収穫しました。

夏のひでりのせいか、冬の寒さのせいか、例年よりちょっと遅いようです。 蕗の薹はフキの花の蕾です。
雌雄異株で、雌花のほうが蕗の薹もふっくらしてい るのに対し、雄花のそれは細長く痩せています。

食べるのはごく若いうち、蕾が大きくなると苦みが増しますし、味が落ちます。
味噌炒めも好まれますが、刻んで熱い味噌汁にパラっと散らすのが最高。

フキの葉柄は野菜として食べますが、佃煮にしたきゃらぶき、菓子の材料にする 砂糖煮もおいしいものですね。


フキ【蕗】
Petasites japonicus  キク科フキ属



小平市薬用植物園にて(2003年3月) Y.Sashida

日本各地に自生する多年草で、食用に栽培もされている。

茎はごく短くて地 上に出ず、根元からいきなり長い葉柄を出して大きな円形の葉をつける。

栽培種のアキタブキ:var. giganteus は葉柄が 1m ぐらい、葉の直径は 1.5 m ぐらいになる。

早春に多くの苞に包まれた蕾を地上に出して開花する。
雄花は淡黄色、雌花 は白色。
花後、花茎は地上30cm ぐらいに伸びる。

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