ハボタン (12月12日)

花のない冬の庭を彩る主役はハボタンです。
ハナキャベツなどとも言われて、昔 から葉の丸い丸葉系、葉の縮れる縮緬系などがよく作られてきました。
最近は葉 に細かい切れ込みのある新しい品種も現れてきたようです。

原種はキャベツで、江戸時代に改良が進んで現在のように多くの品種ができまし た。
この改良は日本中心に行われてきたようで、ハボタンは日本特有の鑑賞植物 とも言えるでしょう。

晩秋の低温に逢うと葉が紫紅・淡紅・紫・黄・白などに色づきます。


ハボタン【葉牡丹】
Brassica oleracea var, acephala アブラナ科アフラナ属


ヨーロッパ原産の1年草で、江戸時代中期に渡来して鑑賞用に栽培されてきました。
普通は晩秋から冬にかけて葉を鑑賞しますが、春に葉の中心から太く長い茎を伸ば し、高さ40〜60cm ぐらいに達します。

茎の先端に菜の花としてはやや大型で、花弁の長さは 2cm ぐらいあります。

母種のキャベツはもともと海岸の岩場に生える海浜植物であったと言われています が、その変種のハボタンも海浜植物の性質を受け継いでいるらしく、海岸地帯の方 が栽培が容易であるそうです。

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