ヒメムカシヨモギ (10月24日)

 鉄道の線路敷に群生したので、鉄道草という別名があります。
明治時代に盛んに 輸入された米材についてきた種子が、鉄道沿線にばらまかれて分布したもの なのでしょう。


ヒメムカシヨモギ【姫昔蓬】
Erigeron canadensis キク科ムカシヨモギ属


北アメリカ原産の2年草で、明治の始めに日本に入り、現在では全国に拡がっ ている帰化植物です。

高さ80〜150cm になり、茎は中程まで一本で立ち上がり、 上部で急に枝を拡げます。

根元に生える葉はヘラ形、茎につく葉は細長く、長 さ 7〜10cm で互生します。葉には裏表ともに毛が生えています。

花期は晩夏から秋で、頭花は小さく直径 3mm ぐらい。
舌状花は白色です。
種子に長い毛があり、耳かきの毛玉のように丸くまとまっていて、風が吹くと 飛び散ります。
こどもの頃、この毛が耳に入ると耳が聞こえなくなると本気に 信じでいて逃げ回ったものですね(^_^)。

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