ヒサカキ ( 1月28日)

ヒサカキの花の匂いが漂ってきたので、もう咲いたのかと垣根を見たら、つい数日 前まで黒い粒のような蕾だったのに、今日はもう数輪の花が…。

この匂いは強烈なので、すぐわかります。
芳香とは言えない、人によっては不快に 感ずる匂いかも知れません。
でも春を告げる匂いなんですね。

昔はどの家にも神棚があって、1日と15日には必ずサカキを供えて柏手を打ちま した。
いまでは家庭に神棚を祀る家は少なくなったので、サカキもめっきり減り、 このごろはこのヒサカキが代用されているようです。


ヒサカキ【姫榊】
Eurya japonica ツバキ科ヒサカキ属


本州から沖縄にかけての山地に生える常緑低木で、庭木や垣根にも植えられる。
高さは 3〜 7m になり、よく枝分かれして葉が繁る。

葉はやや厚く、長さ 5cm 前後で短い葉柄があり互生する。

早春、葉腋に 1〜 3個の柄のある小さな白い花を下向きに開き、強い匂いを放 つ。雌雄異株。

果実は秋に黒く熟し、翌春まで残っていることが多い。

ヒヨドリやアカハラなどの小鳥が好んでこの実を食べる。

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