ホウレンソウ (12月3日)

秋野菜の収穫たけなわで、朝市やスーパーで売っている野菜の価格も安くなり ました。
しばらく秋野菜の話題を続けます。

 緑野菜の代表のようなホウレンソウ、近代的な野菜のような気がしますが、江 戸時代初期には既に渡来していたそうです。
ホウレンはネパールの地名だそうです。

 アカザ科ですが、戦中戦後の食料難時代に、アカザをホウレンソウの代用によ く食べたものです。


ホウレンソウ【菠薐草】

Spinacia oleracea アカザ科ホウレンソウ属


イラン原産とされる1、2年草で、世界各地で野菜として栽培されています。
草丈50〜60cm になり、根元から柄のある葉を叢生します。

葉は縁に深い切れ込み があり、濃い緑色で柔らかく、普通は加熱して食べますが、生食も可能です。

普通初秋に種を蒔いて晩秋から冬にかけて収穫しますが、春蒔きに適した品種もあ ります。
秋蒔きのものは春、春蒔きのものは初夏に葉の間から中空の茎を伸ばし、 黄緑色の小さい花を密生します。雌雄異株。

種子に刺のある角種と刺のない丸種とがありますが、いずれも酸性土壌を嫌い、酸 性が強いと発芽しません。

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