インドゴムノキ (12月17日)

インドゴムノキは日本における室内観葉植物の元祖みたいな存在です。
英名もラバーツリー、ラバープラントなどと呼ばれますが、古くはこの木の樹液 からゴムを採った時代があったようです。

熱帯各地では樹高30m 、幹径 1m 、樹冠径45m にも達する巨大な木になり、幹か ら多数の気根を垂らします。
公園などに風致樹として植えられています。
日頃みかける鉢植えの姿からは想像もつかないでしょう(^_^)。

温帯では見られませんが、熱帯では葉腋に小さいイチジク形の実がなり、赤く熟 します。
この実は食べられませんが、若葉は生食したり、煮て食べたりします。

幹を輪切りにしてみると、硬い質と柔らかい質とが交互にはっきりした年輪を表 していて、ちょうどバームクーヘンのようです。


インドゴムノキ【印度ゴムの木】
Ficus elastica クワ科イチジク属


インド、ビルマ、マレーシアなどを原産地とする常緑高木で、熱帯地方では大木に 育ちますが温帯各地では観葉植物として鉢植えにします。

葉は互生して長さ10〜30cm の大型長楕円形で、全縁で表面は光沢のある濃緑色、 裏面はややザラついた淡緑色をしています。

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