イチジク (10月22日)

イチジクが出回って値が下がってきたので、今日スーパーで買ってきて食べ ました。

 「きょうの花」というタイトルにしているので、できるだけ花の咲 いているものを取り上げたいと思っているのですが、食べながら考えてみた ら、食べているイチジクは実じゃなくて花でした(^_^)。

 イチジクを無花果と書くのは、花が咲かないのに実がなると思われたせいでし ょうが、じつは食べるところは果実ではありません。
これは花嚢と言って肉厚 の袋になっており、内面に小さい花がぎっしり密生しています。
ところが不思議なことに全部雌花ばかりで、日本に栽培されているものには雄 花が見当たらないのだそです。
従って噛むとプチプチとする種のようなものは、 種子の殻だけで中身はありません。

 アダムとイヴの話をはじめ、聖書にはイチジクがよく登場しますが、古代エジ プトではイチジクを生命の木として尊んだということです。

 枝葉を切ると白い乳液が出ますが、これはイボ取りの薬として知られています。


イチジク【無花果】
Ficus carica クワ科イチジク属


アジア西部原産の落葉小高木で、日本には江戸時代に渡来したものだそうです。

高さは 4m ぐらいになりますが幹は直立せずに枝とともに湾曲することが多く、 葉は大きく普通 3〜 5つに深く切れ込んでいます。
葉の両面に毛がはえていて ザラザラした感触があります。

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