イチョウ (10月26日)

 近くの大きな農家から、「ギンナン拾いに来ませんか」と誘われたので、早速 行って来ました。
外側の柔らかい皮は悪臭があるし、手がかぶれるのでビニー ルの手袋をして、バケツ一杯貰ってきました。
直径1メートルもある巨木です。

 ギンナンはそのまま土に埋めておくと外側の皮が腐って、あと水で洗うと綺麗 になります。
煎って食べたり、鍋ものに入れたりしますが、食べすぎてはいけ ません。
過食すると中毒を起こすと言われていますから用心しましょう。

 イチョウは古代から生き残っている植物で「生きた化石」などと言われています。
2億年もの昔、恐竜時代のジュラ紀にはイチョウの仲間が繁茂していたらしいので すが、いま残っているのはイチョウ一種だけになりました。


イチョウ【銀杏、公孫樹】
Ginkgo biloba イチョウ科イチョウ属


中国原産の落葉高木で、日本には室町時代に既に植えられていたと言われ、神社や お寺の境内には天然記念物に指定されているような巨木・老木も多くみられます。
公園や街路樹にもよく使われていますね。

雌雄別種ですが、外見では雌株・雄株の違いは殆どなく、4月に咲く花が黄色くな るのが雌株、目立たない緑色のものが雄株ですが、ギンナンがなってみれば一番よ くわかります(^_^)。

街路樹には実がならないように雄株だけを使います。
種を蒔いて苗を育てると雌雄 がわからないので、街路樹の苗は必ず雄株を挿し木して作ります。

普通の植物は雌しべについた花粉は、花粉自体が花粉管というものを伸ばし始めま すが、銀杏の花粉は、動物の精子のようなものを放出するという現象があります。

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