カブ (12月 7日)

冬野菜のひとつカブは昔から親しまれてきた根菜ですが、現在ではちょっと人気 がなくなってきたような気がします。
現代風の料理にはあまり合わないのでしょ うか。
ちょっと特有な匂いがありますし、煮るとすぐ柔らかくなってしまって、 煮加減が難しいという点もあるかも知れません。

でも、糠味噌漬けや塩漬け、甘酢漬けなどの漬物はちょっとぬるりとした感触が あって、おいしいものです。さっと煮た洋風の煮物もいいですね(^_^)。

いまカブと言えば直径 5cm 内外の小型の種類(コカブ)が多くなりましたが、 もとは 8〜10cm ぐらいの大きさが普通でした。
子どもの頭ほどもあるショウゴ イン【聖護院】という種類もあります。
聖護院大根と呼ばれることもありますが、 大根の仲間ではありません。
桜島大根のこと聖護院大根と称するのは誤用だと思 います。


カブ【蕪】
Brassica campestris subsp. rapa アブラナ科アブラナ属


原産地は中国・地中海沿岸・欧州・シベリアなど諸説がありますが、冷涼な気候を 好む越年生の野菜で、根と葉を食用とします。

根生葉は高さ1m に達し、春に葉の間から花茎を伸ばして濃い黄色の4弁花を咲か せます。根が緑色のもの、赤色のものなど、数多くの品種があります。

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