カトレヤ ( 1月 9日)

花の少ない冬に室内を豪華に飾るのは洋ランです。
洋ランと言えば高価な花という イメージが強かったのですが、昨今は価格も下がって買ってみようかという気にも なりますね。
洋ランの中からポピュラーなものを選んで少しお話ししてみます。

ランの女王とも呼ばれるくらいで、豪華な大輪を咲かせるのはカトレヤです。
カトレヤは中南米原産の着生ランですが、熱帯各地に自生も見られ、大木の太い枝 に着生して花を咲かせている華麗な姿を、公園や植物園などでみることができます。
洋ランの中ではもっとも大きなグループで、交雑によってさまざまな園芸品種がつ くられました。
ミニから大輪まで花の形や色はさまざまで、品種は600種もあると 言われています。

カトレヤは比較的低温に強く、ミニの品種は 7℃ぐらい、大輪でも10℃ぐらいで越 冬できます。
品種によって、春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲きがあり、四季それぞ れに花をみることができますが、家庭で育てやすいのは秋咲きで、最も強健です。

冬の冬眠期には水やりを控えます。
根が黒くなってくるのは水のやり過ぎですから、 根が白く回復するまで水やりを止めて乾かしてください。

東南アジア各国ではランの栽培が盛んですが、シンガポール植物園、インドネシア のボゴール植物園には大規模のラン園があり、ジャカルタ市内には タマン・アングレック というラン園があります。


カトレヤ【Cattleya】
Cattelya labiata ラン科カトレヤ属


この labiata 種はカトレヤの代表種で、交配の基本種となっている。

茎はやや平たい紡錘形で長さ20cm 前後、光沢のある革質の細長い葉を 1〜 2 枚つける。

花は 2〜 3個が頂生し、径10〜15cm 。

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