キクイモ (10月14日)

 家の近くに乳牛の牧場があります。
回りに牧草畑があって、いま青刈り玉蜀黍 が青々と繁っています。
その畑の縁に、ヒマワリに似た黄色いキクイモの花が咲いていました。

 戦時中や戦後には地中にできるイモを家畜の飼料にするだけでなく、人間の食 料として栽培していました。
私も食べたことがありますが、おいしいものでは ありませんでした(^_^;)。

 そのキクイモが野生化していまだに残っているのでしょうね。強いものです。


キクイモ【菊芋】
Helianthus tuberosus キク科ヒマワリ属



北米原産の多年草で、高さは 2m ぐらいになります。

葉は先の尖った長楕円形で 茎の下部では対生、上部では互生し、茎とともにザラザラした毛が生えています。

秋、直径 7〜 8cm の黄色い頭花を咲かせ、根にはサトイモに似た塊ができまが、 これは根ではなく、茎の変化した地下茎で、塊茎(カイケイ)と呼びます。
この塊茎は飼料・食料となるほか、アルコールや果糖の原料になります。

近似種にイヌキクイモというのがあり、全体に小型ですが夏から咲き始めるので、 夏の切り花として重宝されているようです。

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