キンモクセイ (9月26日)

 モクセイの香は遠くまで漂うのでよく知られているのですが、人工の芳香剤に この匂いがよく使われていますね。
 ある公園でちいさな子が「あ、トイレのにおい!」と言ってたのを聞いたこと がありますが、これはちょっとモクセイに気の毒な現象です(^_^;)。

 ギンモクセイと呼ばれる白花種がありますが、この方が原種で、黄色のキンモクセイはその変種です。


キンモクセイ【金木犀】
Osmanthus fragrans var. aurantiacus モクセイ科モクセイ属



中国原産の常緑小高木で、高さは 5〜 8m になります。対生する葉は巾の狭い長楕円形で長さ 6〜12cm 、縁には殆ど鋸歯がありません。

9月から10月にかけて葉のつけ根に、橙黄色の小さな花が多数固まってつき、芳香を漂わせます。

雌雄別株ですが、日本には雌株がほとんどないといわれています。だから結実は見られないのだそうです。

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