キンセンカ ( 1月 6日)

南房の観光花摘み園が今日から一斉にオープンしたとか、さっきのラジオニュース で言ってました。
いちばん先に開くのが菜の花とキンセンカです。

花期が長く、春の彼岸ごろが出盛り最盛期になるので、何となく仏前に供える花の イメージが定着してしまいましたが、改良を重ねた結果洋風の風情を持つものも現 れて、最近また人気を盛り返したようです。
古臭いキンセンカの名を嫌って、属名 そのままのカレンデュラという名で呼ばれるようになってきました。

現在市場に出回っているキンセンカ:Calendula officinalis を昔はトウキンセン と言い、在来のキンセンカ:Calendula arvensis と区別していました。
しかし現在はキンセンカと言えばこの officinalis 種を指すようになり、在来の arbensis 種をホンキンセンカと呼ぶようになっています。

種名の officinalis は「薬用」を意味し、古くからヨーロッパでは薬草として止 血薬、外傷薬に使われていたようです。


キンセンカ【金盞花】
Calendula officinalis キク科キンセンカ属


ヨーロッパ南部原産の一年草で花壇用および切り花ように栽培されている。
渡来は元禄時代に中国から。

高さ60cm ぐらいまで伸び、互生する葉は広楕円形または披針形(下部の葉は ヘラ状)で、質がやや厚く柔らか。
全体に軟毛が生え、一種の臭気がある。

頭花は大きなもので直径10cm ほどあり、鮮やかなオレンジ色で八重咲きの品 種が多い。

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