キョウナ 12月5日

昔はキョウナの漬物はよく食膳に上ったものですし、茹でて辛子醤油で食べるの も乙な味でしたが、近頃はどちらもあまりはやりません。
筋っぽくて歯触りが硬いからでしょうか。スーパーでも殆ど見掛けませんね。

別名ミズナ【水菜】、ヒイラギナ【柊菜】、スジナ【筋菜】など。

学名の種小名 rapa はラテン語で蕪のことなんですが、キョウナには蕪はできま せんね。
しかし、同じ京都の野菜で漬物で有名なスグキは同じ仲間ですが、スグ キの根は大きな蕪になっています。


キョウナ【京菜】
Brassica rapa var. laciniifolia アブラナ科アブラナ属


原産は中国ですが、京都付近で改良栽培が盛んになった越年性の葉菜です。

葉の軸は白くて細く、葉の縁は細かく切れ込んでいます。

ハクサイと同じく初秋に種を蒔き、冬から初春にかけて収穫しますが、放置すると 5月ごろ花茎を伸ばし、黄色い4弁花を開きます。 

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