マンリョウ (11月 9日)

 庭のマンリョウの実が真っ赤です。
 縁起のよい木として人気があり、よく庭に植えられていますが、冬季の生け花 の材料としてもよく使われ、赤い実の寿命が長いので、お正月の飾りにも重宝 されているようです。

 暖地の植物なので関東以北の方にはあまり馴染みがないかも知れません。


マンリョウ【万両】
Ardisia crenata ヤブコウジ科ヤブコウジ属


本州関東以西から沖縄、台湾、中国に分布し、暖地の樹陰に自生している常緑低木 で、高さ30cm ぐらいから大きなものでは 1m を越すものもあります。

互生する葉は長さ 5〜12cm の長楕円形で先が尖り、縁には波状の鋸歯があります。

7月ごろ花弁が外側に反った白い小さな花が咲き、直径 5〜 6mm の果実は晩秋にな ると赤く熟してよく目立ちます。
園芸品種には果実が白いものや黄色いものもあり ます。

よく似た木にセンリョウがありますが、これはセンリョウ科に属し、ちょっと縁遠 い植物です。
マンリョウは枝の付け根から長い柄を出して実が下がりますが、セン リョウは立ち上がった茎の先端に10個ほどの実が固まって着くので見分けがつきま< す。

Topページへ戻る