モミ 12月25日

今日はクリスマス。クリスマスツリーにするのはモミの木です。
クリスマスツリーになぜモミを使うのかよく知りませんが、ドイツの民話に由来 しているらしいですね。

モミの自生は丘陵地帯から標高1,500m ぐらいまでの低山に多く見られるのですが、 大気汚染に極めて弱く、大都市や工業地帯の付近に植えられていたものは大きな 被害に遭っています。
明治神宮の森にも明治時代まではモミの大木がたくさんあ ったそうですが、今では殆ど残っていません。

モミ類の英名を Fir(フィー) と言いますが、fir は fire からの転化で、モミ類の 樹木がが発火に使われたことから生まれた名であるとされています。


モミ【樅】
Abies firma マツ科モミ属


モミ属は世界の温帯・亜寒帯に約40種が分布していますが、その中のモミは日本特産 の植物です。
常緑の針葉樹で高さ50m 、径1.5m に達します。

幹は直立し、枝太くは水平に張り出します。
樹皮は若いうちは灰白色、老木では黒 褐色になります。

葉は 2〜 3cm の線形で、若木の葉は先が鋭く二又に分かれていま す。

雌雄同株で初夏に開花し、雄花は黄色の穂状、雌花は緑色で長楕円形に集まり、 直立しています。

長さ10〜15cm 、直径 3cm 位の大きな細長い毬果(まつぼっくり) ができますが、晩秋に樹上で崩れて翼のある種子と共に鱗がパラパラと落下します

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