ムベ (11月15日)

近所の農家からムベの実をもらって食べました。
ムベはアケビに似た蔓性植物で、暗紫色に熟す果実もアケビにそっくりです。
ただ、アケビは熟すとパッカリ口を開けますが、ムベは口があきません。

ナイフで二つに切ってスプーンで中身をすくって食べます。そうは言ってもほと んど食べるとところはなくて、真っ黒い西瓜の種を厚くしたような種のまわりに ついている果肉をしゃぶるだけです(^_^)。
でも甘くておいしいのです。
味もアケビに似ています。


ムベ【郁子・野木瓜】
Stauntonia hexaphylla アケビ科ムベ属


関東地方以西の林の縁などに自生する蔓性植物で、生垣としてうえられていること もあります。
同じ科のアケビとよく似ていますが、アケビが落葉するのに対してムベは常緑なの で、トキワアケビという別名もあります。
葉は小葉が 5〜 7枚ある掌状複葉で、小葉は長さ 5〜10cm の卵形。

春、先が6裂した釣り鐘形の淡緑色の花を咲かせます。花弁に見えるのは苞で、花 弁はありませが、わずかに芳香があります。

果実は長さ 5〜 8cm で秋に暗紫色に熟し、種子を包む果肉は甘くて食べられます。
アケビと違って熟しても裂開しません。

茎や根は利尿剤として利用されます。

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