ナンテン (12月 2日)

 ナンテンの実が赤くなっています。

 ナンテンは“難を転”ずるという語呂あわせから、縁起物として昔から庭木など< に利用されて来ました。
日陰でも育つので北側の玄関脇やトイレの近くなどに植 えられていますが、本当は日当たりのよいところの方がよく育ちます。

 ナンテンの葉は解毒作用があると伝えられており、祝儀用の赤飯の重箱にナンテ ンの葉を敷いたり上に飾ったりする風習は今でも残っていますが、これは解毒、 不浄よけの意味があるようです。

   こどもの頃、雪兎の目に赤いナンテンの実を使いました。


ナンテン【南天】
Nandina domestica メギ科ナンテン属



東京都小平市にて(2002年6月) Y.Sashida

高さ 1〜 2m の常緑低木で、日本の関東以西〜九州に分布して山林中に自生すしま すが、昔から庭などに植えられ、生け花用の栽培も行われています。

葉は羽状複葉で茎の先に集まってつきます。
小葉は長さ 3〜 6cm の広披針形で先が尖り、表面に光沢があります。

花期は 5〜 6月で、白い小花が円錐状に多数つき、直径 5〜 6mm の実は晩秋に赤く 熟します。

果実の白いシロミナンテンなどの園芸品種もあります。

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