オオイヌノフグリ ( 1月23日)

海岸近くの草原に、もうオオイヌノフグリが数輪開いているのを見つけました。

おかしな名前の例としてよく持ち出されるイヌノフグリ、春に先駆けて咲く野草で すが、まだ2月にもならないうちに咲き出すとは、やはり南房総は暖かいのですね。

イヌノフグリの仲間にはオオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウなど がありますが、イヌノフグリはめっきり減って、ほとんどがオオイヌノフグリです。
イヌノフグリは日本産、他は帰化植物とされていますが、外来種の方が強いのでし ょうか。

イヌノフグリの果実は2個の球がくっついた形で、これが妙な名の由来ですが、オ オイヌ…の方がやや平たいので、よく似ているこの二種類も実を見れば簡単に区別 できます。


オオイヌノフグリ【大犬のふぐり】
Veronica persica ゴマノハグサ科クワガタソウ属


欧州原産の 2年草で、明治の始めに帰化しているのが確認された。
いまでは全 国至るところで目にすることのできる野草。

茎は根元から分岐して横に大きく広がり、葉は互生または対生、長さ 7〜20mm の卵状広楕円形で、縁には鈍い鋸歯がある。

早春のころ、上部の葉の付け根に長い柄のあるコバルト色の花を 1個ずつ開く。 花は 4弁で、直径 8〜10mm 。

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