ルリマツリ (12月27日)

ニューギニアには珍鳥とされている「極楽鳥」がいます。
緑色や黄色の飾り羽を 持ったとても美しい鳥ですが、私がインドネシアに赴任した当時、日本人の間に この極楽鳥の剥製を密かに持ち帰ることがはやっていました。
日本で飾り物に仕 上げて居間などに飾って自慢したものなんでしょう。
単身者の宿舎にこの剥製を売りにくる者がいましてねぇ。心ある者は眉を顰めて いましたが、結構売れていたみたいです。

この極楽鳥の名を冠した花はゴクラクチョウカ(ストレリチア)がありますが、 もうひとつこのルリマツリという草花にどういうわけかこの鳥の名がついている んです。
ゴクラクチョウはインドネシア名を cenderawasih(チャンデラワシ)というの ですが、ルリマツリはチャンデラワシと呼ばれています。
極楽鳥の派手な色彩と は似てもにつかぬ清楚な花なのに、何故なんでしょう。


ルリマツリ【瑠璃茉莉】
Plumbago capensis (P.auriculata) イソマツ科ルリマツリ属


南アフリカ原産の多年草。
木質化するので小低木とする見解もある。
分岐性が強く、密に繁茂する。

葉は薄くへら状。花は筒状で5裂して平開する。

花径は2.5cm ぐらいで縦線がある青色。
筒部は細く長さ3〜4cm。
白花の 変種がある。

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