サツマイモ (10月10日)

 秋の味覚の一つ、さつまいもの時期ですね。
 うちの菜園にも50本程の苗を植えました。そろそろ掘りあげようかと思って いるのですが、今年の出来はどうでしょう。
 さつまいも、私は大好きですが、ほかにもお好きな方が多いのでは?

 現在多く作られているのは「紅小町」「紅東」「寿」などという種類ですが、戦後の 食料難を救ったのは「沖縄100号」「農林1号」などの多収量の品種でした。
 戦前には「花魁」「金時」「大白」「鹿児島」などに人気があったのですが、覚えてる方おられますか?(^_^)。

 日本では吉宗の時代に“甘藷先生”青木昆陽が栽培をひろめたという話は有名ですが、 世界で最もサツマイモの生産量が多いのは中国で、インドネシア、インドがこれに次ぐのだそうです。
 日本での生産量は約120万トン/年とのこと。(編者注:1996年当時)


サツマイモ【薩摩薯】
Ipomoea batatas ヒルガオ科サツマイモ属



熱帯アメリカ原産の蔓性多年草ですが、農作物として畑に作るときは、一年草として扱い、 毎年初夏に苗を植えて、秋、薯を収穫すると、蔓も刈り取ってしまいます。
茎は地表を長く這い、葉は長い柄があるハート型で互生しています。

肥大した塊根を秋に収穫して食用、澱粉原料にします。
根塊の皮の色は白、黄色、 褐色、紫紅色など。
中身は白、黄白色、黄色、橙黄色などの種類があります。

暖地では 7〜 9月に葉腋から花柄を延ばし、直径 3cm ほどの朝顔に似た花を咲かせることがあります。
淡紅色で筒の内側は濃く、可愛い花です。

温帯では滅多にみられませんが、亜熱帯や熱帯の地方ではよく開花します。

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