セイヨウキヅタ (12月13日)

冬の間は花がないので植物の話題に乏しいのですが、冬芽やロゼット(冬場の草 の形)の探索はあまり専門的になってしまいますので、しばらくの間、観葉植物 の話をします。

 セイヨウギヅタはイングリッシュ・アイビーまたは単にアイビーと呼ばれ、古く から親しまれている観葉植物です。
蔓性なので釣り鉢やヘゴ仕立てにするほか、 耐寒性があるので関東以南では露地植えもできます。
公園の植え込みなどにも使 われていますね。

緑一色のほか、覆輪のもの、斑入りのものなど、多くの品種がありますが、家庭 で鑑賞用に栽培するには、緑一色のものが丈夫でよく育ちます。

多湿を好むので、厳冬期以外はたっぷり灌水することが肝要です。


セイヨウキヅタ【西洋木蔦】
Hedera helix ウコギ科キヅタ属


ヨーロッパ、北アフリカを原産地とする常緑の蔓性木本で、日本には明治の終わり ごろ渡来し、室内鑑賞用として栽培されてきました。

葉は互生し、長さ 5〜10cm の菱形で浅く 3〜 5つに切れ込んでいます。
葉の大きいカナリーキヅタ:Hedera canariensis という種類もあります。

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