シンビジウム ( 1月10日)

洋ランの中でもっとも一般的に親しまれているのが、シンビジウムではないでし ょうか。
現在では洋ランの中では最も生産量が多いのだそうで、世界中の生産量 のほぼ半分を日本が占めているといいますから、ちょっとビックリですね(^_^)。
そう言えば、冬の贈答用鉢花としては、シクラメンに次ぐ人気をもっているよう です。
その原因は花もちのよいこと、耐寒性が強くて室内で容易に越冬できるこ と、などでしょうか。
もともと亜熱帯の高地に自生するランを改良したものなの で、寒さには強いのでしょう。

本来春に開花するものなんですが、開花促進の処理をしたものが冬に出回るのが 普通です。
冬に開花しているものを入手して越冬させた場合、翌年の開花は冬を 越して次の春になります。
「一年育てたのに咲かない」とがっかりせずにもうし ばらく育ててください。

シンビジウムは水分を好むので、冬の間もたっぷり水を与えることがうまく育て る秘訣です。
それと日当たりを好むので、室内の置くときもできるだけガラス越 しに日の差す窓際や縁側に置いてください。


シンビジウム・インシグネ
Cymbidium insigne ラン科シンビジウム属


ベトナムの高原地帯を産地とする多年草で、鑑賞用シンビジウムの代表的原種 とされている。

茎は短く細長い葉を数枚に抱かれている。

葉は長さ50〜70cm 、 春 3月〜 5月に中心から長い花茎を出し、径10cm ほどの淡桃色の花を10〜15 輪咲かせる。

シンビジウム属は多くの種を擁し、日本のランとして親しまれているシュンラン やカンランも同属。

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