シャコバサボテン (11月 2日)

 そろそろ園芸店にクリスマスカクタスが並ぶ頃ですね。
 サボテン類のうちでは育てやすく、寿命が長いので鉢植えとして人気があります。

現在はシャコバサボテン、カニバサボテンと呼ぶのが普通ですが、元はシャコサボ テン、カニサボテンと呼んでいました。
或いはこの呼び方が正式なのかも知れませ ん。


シャコバサボテン【蝦蛄葉仙人掌】
Zygocactus truncatus


南米フラジル原産の多年草。別名クリスマスカクタスの名でもよく知られています。
海老に似た節足動物で寿司だねにするシャコ【蝦蛄】に似た葉があるということで シャコバの名が与えられていますが、葉に見えるところは実は偏平になった茎で、 葉ではありません。

茎はいくつもの節に分かれていて、節の縁には粗い鋸歯状の突 起が2個ずつあります。葉がないので茎が光合成など葉の役目をしています。

花は先端の節に1〜2個つき、色は淡紅色、紅紫色、ピンク、白など。
デンマークカクタスと呼ばれる改良種もあり、この方が花も大きく花色も豊富です。

別属によく似ているカニバサボテン:Schlumbergera russellianum があります。
カニバの方は節の縁が丸みを帯びているので区別できます。

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