ツバキ ( 1月18日)

餌台にやってきてはスズメどもを追っ払う乱暴もののヒヨドリが、顔をまっ黄色に しています。
もうツバキが咲いているのですね。
ツバキの蜜を吸うヒヨドリが花粉 で顔を黄色く染めてくるのです。

いま咲いている、いわゆる寒椿にはワビスケという種類が多いようですね。
お茶を なさる方はご存じの、茶花にする椿です。

ツバキ(ヤブツバキ)は暖地の海岸寄りに自生していますが、私の住む千葉県夷隅 郡大原町はツバキの里として知られ、海岸寄りの民家の防風・防砂の目的にたくさ ん植えられていて、中には百年以上の樹齢を保っている木もあります。

ツバキにあてる「椿」の文字は国字で、本来の漢字の椿(チュンまた はチン)はセンダン科のチャンチン(香椿):Toona sinensis という中国の植物の ことです。


ツバキ【椿】
Camellia japonica ツバキ科ツバキ属


本州から九州の海岸近くの山地に生える常緑高木。
高さ 4〜 6m になり、よく 枝分かれして繁茂する。

葉柄のある葉は互生し、楕円形で先は鋭く尖り、縁に 細かい鋸歯があって厚く、表面は濃い緑色で艶がある。

春に枝先に大きな赤い花をつけて下向きまたは横向きに開く。
5枚の花弁は基部 で互いに付着し、散るときも離れないのが普通。
多数の雄しべは下部が合着して一体となり、花冠の基部に付着している。

果実 は球形で 2〜 3個の大きな種子を擁し、熟すと開裂する。

種子は椿油の原料。

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