ツタ (12月1日)

 近くの農家の石塀に這わせてあるツタが少し赤くなりました。
このあたりは暖かいので真っ赤な紅葉が見られないうちに葉が落ちてしまいま すが、燃えるように赤くなったら、さぞ綺麗でしょうね。

 昔はツタの樹液から砂糖を採ったということですが、そう言えば蔓を齧ってみ ると少し甘いような気もしますね(^_^)。

 我が家の家紋は蔦なんです。蔦の紋を白く染め抜いた大きな風呂敷や、金蒔絵 の蔦の紋がついた漆器などがあったことを思い出します。


ツタ【蔦】
Pathenocissu tricuspidata ブドウ科ツタ属


日本、台湾、中国に分布する蔓性落葉低木で、山地に自生するほか、家の壁や塀 などに這わせるために植えられ、または盆栽仕立てにして鑑賞します。
自生するものの中には茎の太さが直径 4〜 5cm に達するものもあるそうです。

互生する葉は長さ幅ともに 5〜10cm で縁に粗い切れ込みがあります。
葉に対生 して巻き髭があり、その先端は吸盤状になっていて、これで他の樹木の幹や岩肌 などに付着して這い上がります。

花期は 6〜 7月ですが、花は黄緑色で目立ちません。

果実は黒く熟し、落葉後も 残ります。

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