チョロギ (12月24日)

もう一つお正月の食べ物です。

お節料理についてくる妙な形の食べ物、チョロギをご存じでしょうか。
太さ 1cm ぐらい、長さ 3〜 4cm で両端が尖り、数段に重なった節がくびれて 一見巻き貝のように、或いは芋虫のように見えます。
普通紫蘇の葉と梅酢で漬 けてあるので赤く酸っぱいのですが、百合根にちょっと似た味がします。
アーティチョークの味に似ているという人もいますが、そう言えば Japanese Artichoke という英名もありますね。
これ、植物の根(正しくは塊茎)なんです。

チョロギという名は韓国語からの訛化だそうですが、千万(チヨロズ)に通じて縁 起がよいということで正月料理に使われるようになたのだとか。


チョロギ【草石蚕】
Stachys sieboldii シソ科イヌゴマ属


中国原産の多年草で、地下にできる塊茎を食用にするために栽培されます。

高さ30〜60cm ぐらいになり、茎は四角でザラザラした毛が生えており、分岐しな いで直立します。

長楕円形の葉はやや厚手で対生し、縁には鋸歯があります。

秋に茎の先に花穂を出し、紅紫色の唇形花を数段輪生します。

地下茎は伸びて分岐し、晩秋になるとその先が肥大して塊茎になります。

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