ワレモコウ (9月18日)

 ワレモコウの名の由来ははっきりしませんが、漢方薬の「木香(モッコウ)」に「吾」をつけて「吾が木香」としたもの、というのが定説になっているようです。

 人里や街中では野生のワレモコウは見られませんが、今の時期、高原地帯を訪れたら、野趣に富んだワレモコウがきれいでしょうね。
いまではむしろ花屋さんの花になりました。


ワレモコウ【吾木香・我毛香・吾亦紅】
Sanguisorba officinalis バラ科ワレモコウ属


日本全国の山野に自生する多年草で、高さ60〜90cm になります。

葉は奇数羽状複葉で小葉は 2〜 6対の長楕円形、先はまるくて縁にはっきりした3角形の鋸歯があります。

晩夏から秋にかけ、各枝先に、暗紅紫色の小花が密集した楕円球状の穂が一個づつつきます。
花穂は長さ 1〜 2cm で花は先端から下に向かって順に咲いていきますが、小さな花に見える4枚は萼で、花弁はありません。

根は地楡(ヂユ)と言って止血・収斂剤に用いられます。
若葉は食べられるそうですが、私はまだ食べてみたことはありません(^_^)。

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