ヤドリギ (11月24日)

雑木林のエノキの木にヤドリギがくっついてます。

そのヤドリギの実が黄色く熟してきました。エノキのほかクリ、サクラ、ブナ などの落葉樹に寄生しますが、自分は常緑なので、冬はよく目立ちます。


ヤドリギ【宿木】
Viscum album var. coloratum


落葉広葉樹に寄生する常緑小低木で、北海道から九州までの各地に見られます。
茎は二股の分岐を繰り返して60cm ぐらいまで伸び、こんもりと丸く茂ります。

対生する葉は長さ 3〜 5cm ぐらいの倒披針形で厚く、革質です。

春に枝先の葉の付け根に、小さな黄色い花が3個ずつ咲き、秋に黄色く熟します が、種の回りの果肉は粘り気が多く、小鳥に食べられた種子は糞と共に他の枝や 他の樹木に粘着して発根します。
これは種子が飛び移ったようにも見えるところから、トビヅタ【飛蔦】という別 名があります。

ホザキヤドリギ【穂咲宿木】:Hyphear tanakae という落葉するのヤドリギもあ り、秋になると宿主と一緒に落葉しますが、花の数も多く実の黄色も濃いので落 葉後はよく目立ちます。

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