「コラ」 (1月14日)


コカ・コーラの誕生は1886年だそうですから、100年以上も前からあった ものなんですね。
アメリカのある薬屋が、コカの葉のエキスとワインを混合して フレンチ・オブ・コカという飲料を作り、その後アフリカの原住民が興奮剤・強 壮剤として常用しているコラに目をつけてその実のエキスを加え、コカ・コーラ の名で売り出したものだそうです。
これがコークの原型で、その後ワインとの混 合を止めて清涼飲料水としてから爆発的に流行したもののようです。

コカはコカインを含有するためそのままでは許可されず、「コカインを除いたコ カの葉から抽出した非麻薬性のエキス」とうたっていますが、コカ・コーラを飲 むと習慣性になると一時騒がれました。

しかし分析の結果では麻薬成分などは検出されず、コカもコラもごく微量しか含 まれていないというのが定説であるようです。

会社の公表によると、コークの成分は砂糖・カラメル・カフェイン・リン酸。
そ れに非麻薬性コカ3とコラ1の混合物であるとのこと。

コラの実はとても苦いものですから、薬効のあるほどは入れられない筈です(^_^;)。


コラ
Cola nitida アオギリ科コラ属

シンガポール植物園で(1983年 1月)Photo by K.Iozawa

熱帯アフリカ原産の常緑高木で、南米などで薬用および清涼飲料水の原料と して栽培されている。

樹高10〜15m になり、葉は楕円形で先が尖り、長 さ20cm 前後。

花は腋生の集散花序につき、直径2〜3cm で花弁はなく、 萼は緑白色またはクリーム色で内部に暗赤色の斑がある。

新鮮な種子を興奮剤・食欲増進剤として噛み料にする。
カフェイン2〜2.5 %を含む。

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