「ミズキンバイ」 (1月25日)


ミズキンバイは日本にもありますのであまり珍しいものではありません。
但し温帯産のものは花が黄色く、そのために和名も「水金梅」なのですが、熱帯 のものは花が白色です。いわば「水銀梅」でしょうか。
よく晴れた焼けるような午後、小川のほとりを走っていてたまたま見つけました。

野草の写真など撮っていると、どこからともなく人が集まってきて、怪訝そうな 顔をして見物しています。
暑いさ中に屈み込んで名もない野草の写真をを撮って るなんて、常軌を逸した行動なのかも知れません(^_^)。

そんなとき花の名を聞くと、わいわいがやがや相談したあげく、「シロバナ」だ とか「アカバナ」だとかいいかげんな名前を教えてくれます。
決して「知らない」 とは言わない国民性があるみたいです。


ミズキンバイ【水金梅】
Jussiaea repens アカバナ科ミズキンバイ属

インドネシア、西ジャワ、アニエル付近で(1976年 7月) Photo by K.Iozawa

温帯・熱帯に分布する多年性水草。
泥の中の地下茎から気嚢状の根(呼吸根) を水中に出すことがある。

茎は長く横に這い、先端は起き上がって30cm ぐらい立ち上がって花をつける。

葉は互生し、葉柄があって倒披針形。

葉腋 から葉より短い花柄を出し、その先に1個の艶のある白い花(温帯のものは 黄色)をつける。
花径2.5cm ぐらいで花弁・萼片ともに5枚。

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