「スタージャスミン」 (1月27日)


ジャスミンはインドネシアの国花ですので、垣根に植えてある家をよく見掛けま す。

このスタージャスミンは花弁が細く、真っ白な花がかたまって咲くとまさに 星のように見えます。
匂いも強いので、この次に出てくる基本種の sabac 種より 植木としては好まれているようです。
この写真もジャカルタ郊外の住宅地を通っ ているとき、あまり見事に咲いていたのでわざわざ車を停めて撮りました。

住宅の庭などに咲いている花を撮ろうとするとき、使用人の姿が見えたら一声か けないと胡散臭く見られます。
忠実な使用人が主人に許可を求めに行き、わざわ ざ奥さんが出てきて知り合いになったこともありました。
だれでも庭の花を褒め られると嬉しいものであるようです。


スタージャスミン
Jasminum pubescens モクセイ科ソケイ属

インドネシア、ジャカルタ市郊外で(1976年 7月)Photo by K.Iozawa

ジャワ原産の常緑小低木で鑑賞用に植栽されている。

蔓性で茎は長く伸び、 10m ぐらいに達する。

葉は対生し、先の尖った卵型で革質、長さ7〜8 cm 。

花は枝の先端に散形花序につき、筒形で先端は8裂ぐらいに分かれて 平開する。
純白で芳香が豊。

全株にタンニンを含み、薬用植物としても有用。

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