「アイスランドポピー」 (2月9日)


アイスランドポピーはシベリアヒナゲシとも言い「雛罌粟」の仲間です。

ケシ属 にはモルヒネやコデインの原料の阿片を採るケシ(Papaver somniferum) と、麻 薬成分を持たないオニゲシ、ヒナゲシの3種類がありますが、麻薬を採るケシは 栽培を禁止されているのはご存じの通り。
ケシは葉や茎に毛が生えていないので 見分けがつきます。

アンパンの上に載っているケシの実はこのケシの種ですが、種子には麻薬成分は なく、食べても害はありません。

同じポピーの名で呼ばれるカリフォルニアポピーは、同じケシ科ではありますが 別属で、ハナビシソウの仲間です。


アイスランドポピー【Iceland popy】
Papaver nudicaule ケシ科ケシ属

栃木県日光市・日光植物園にて(99年10月3日) Photo by Shin

シベリアから中国北部にかけての亜寒帯に分布する多年草で、鑑賞用に栽培   されている。

草丈は50cm ぐらい、葉は羽状に深く切れ込んでいる。

暖地で   は早春から開花し、径 8cm ョららいの 4弁花は黄・白・オレンジ・赤など、   多彩。

蕾は始め下を向いているが、開花のときは上向きになる。

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