「ソシンカ」 (11月7日) |
ソシンカの漢字表記は素芯花、蘇芯花などと書きますが、ちょっと判然としませ ん。 別名モクワンジュとも言うのですが、これもどういう漢字表記をするのか、 よくわかりません。木碗樹と書いてあるのを見たことがあるのですがその由来も いまひとつはっきりしません。 属名のバウヒニアも和名ではモクワンジュ属、ハカマカズラ属などと言いますが、 ハカマカズラ属は四国・九州・沖縄に分布する、日本唯一のバウヒニア属である ハカマカズラ(Bauhinia japonica)の名をとったものでしょう。 台湾ではバウヒニアを「羊蹄木(ヨウテイボク)」と言いますが、“袴”も“羊蹄”も 深く2裂した葉の形を表したものだと思います。 バウヒニア属には華麗な花が多いのですが、このアクミナタ種は純白の大型花を 咲かせます。
ソシンカ Bauhinia acuminata マメ科バウヒニア属 | |
インドネシア、ジャカルタ市で(1975年 5月)Photo by K.Iozawa |
樹高3〜5m の小高木。 葉は平滑でやや厚く、深く2裂していて蝶の羽のよ
うに見える。 花は頂生で直径5〜7cm の5弁、白色。 |