「ナガバゴレンシ」 (12月23日)


スターフルーツまたはカランボラという名で出回っているトロピカルフルーツを ご存じでしょうか。これが五斂子です。

鋭い5稜のある長さ10cm ぐらいの俵 型の果実を輪切りにすると☆型で、甘酸っぱい清々しい味がします。

おなじゴレンシの名がついていますが、このナガバゴレンシは果実がひとまわり 小さくて稜がはっきりせず、小型の白ウリといった感じです。
味も酸味が強くて 生食には適せず、ジャムやピクルスにします。

太い枝や幹にいきなり花や実がつく(幹生)のは熱帯植物特有の形です。

マレーシアでは Bilimbing(ビリンビン)、インドネシアでは Belimbing(ブリンビン) といいます。


ナガバゴレンシ【長葉五斂子】
Averrhoa bilimbi カタバミ科ゴレンシ属

インドネシア、ジャカルタ市内で(1976年 9月)Photo by K.Iozawa

熱帯アジアに広く分布する常緑小木で樹高3m ぐらい。

葉は奇数羽状複葉で 枝の先にかたまってつき長さ50cm ほど。
小葉は21〜45枚あり長さ5 〜7cm の長楕円披針形で先が尖っている。

暗紫色の小花が幹生し、淡緑色 の液果は長さ5〜8cm で房状に結実し、黄熟する。

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