ゼラニウム (10月9日)

 あちこちの花壇でゼラニュームの赤い花が目立ちます。
 ゼラニュームは一般に春と秋の2回花が咲き、上手に管理すれば春から秋まで続けて 開花させることもできるので、鉢植えや花壇の植え込みに重宝されています。

 ただ、どうもあの葉っぱの匂いはちょっと、というひともいますけど・・・・・・。


ゼラニウム【geranium】
Pelargonium hortorum フウロソウ科テンジクアオイ属



和名はテンジクアオイ【天竺葵】。
テンジクアオイ属の植物は南アフリカに数百種 もあるそうですが、そのうちの数種が交雑されて園芸種のゼラニウムが作られたと いわれています。
日本には江戸時代から明治にかけて渡来したものだそうです。

宿根草で茎は柔らかく、円形の葉には長い柄があって、特有の臭気があります。
春と秋、葉腋から長い柄を出し、その先に真紅または白い5弁花を多数つけます。

園芸品種が多数あって花色は変化に富み、葉に紋のあるもの(モンテンジクアオイ 【紋天竺葵】:Pelargonium zonale)や葉に深い切れ込みのあるもの(キクバテン ジクアオイ【菊葉天竺葵】Pelargonium radula)などもあります。

煎じて胃腸の薬にするゲンノショウコもこのフウウロソウ科です。

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