「ナンヨウザクラ」 (1月5日)


同じくホルトノキ科ですが花はサクラに似た端正な5弁花で、花弁に細かい切れ 込みがありません。

枝がよく拡がって日陰を作るので、街路樹としてよく植えら れています。

外見がサクランボに似た紅い実が食べられますが、黄色い小さな種 がいっぱい入っています。
生食よりジャムの原料に適しているようです。


ナンヨウザクラ【南洋桜】
Muntingia calabura ホルトノキ科ムンティンギア属

インドネシア、プラブハンラトゥで(1975年12月)Photo by K.Iozawa

メキシコ原産の中高木で、東南アジア各地に日陰樹または果樹として植栽さ れている。樹高3〜10m 。

枝は水平に開張し、傘形の樹形をつくる。
密に互生する葉は長卵形で先が細く、表面には毛が多く縁に鋸歯があり、枝 の左右で大きさが異なる(左右不相称)。

花は腋生し、長い花梗をもつ白色5弁花。

果実はサクランボに似た球形の液 果で、長い柄によって下垂する。

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