「グスタヴィア」 (1月23日)


グスタヴィアはいかにも熱帯の花らしい大きな花です。

シンガポール植物園でこの花の写真を撮っているときのこと、ふと気がつくとふ くらはぎから腿にかけてザワザワと虫が這う気配。
そのうちチクチクと噛まれは じめました。
いそいでズボンの裾をを捲ってみると、なんと大きな黒い蟻がいっ ぱい! カメラを覗くのに夢中になっていて、蟻塚を踏み潰してしまったらしい のです。

たまたま事務所の建物が近かったので飛び込み、ズボンを脱いで払わせ てもらおうと思ったら、「とても払いきれないから(多分そう言ったのでしょう) シャワーを使いなさい」とシャワー室に案内してくれました。
熱いシャワーを浴 びてやっと追い払いましたが、一時は蟻に食い殺されるかと…(^_^;)。

いまでもこの写真を見ると、ザワザワの気配を思い出すのです(^_^)。


グスタヴィア
Gustavia marcgraviana サガリバナ科グスタヴィア属

シンガポール植物園で(1979年 6月)Photo by K.Iozawa

熱帯アメリカ原産の低木で主にマレーシアで鑑賞用に栽培されている。

ビワににた長楕円形の葉が対生または互生し、葉腋に数花を開く。

花弁は9〜 12枚と多弁で、白または薄いピンク。
花径13〜15cm 。
雄しべは多数あ り、花糸は紫色。

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