「フリージア」 (2月2日)


近所の知り合いが房州のお花畑に行って来たからと、フリージアの花をひと抱え もくださいました。
あちこちに挿して、家中が芳香に包まれています。

八丈島ではフリージアの栽培が盛んで、いまの時期本土向けの出荷で賑わってい るでしょうが、房州でもひろく栽培されています。

霜の降りる地方では室内で越冬させますが、5℃ぐらいあれば充分で、保温の必 要はありません。
逆にあまり暖かくしておくと花芽ができません。
秋植えの球根 に葉が出はじめたころ、少し低温に当てると花芽がたくさんできるようです。

花壇に植えたものを切り花にするときは、葉をあまり切らないようにした方が、 球根がよく育って来年の花つきがよくなります。
花壇で鑑賞するときも、花がらは早く摘んで球根の肥大を図るようにしてください。


フリージア
Freesia hybrida アヤメ科フリージア属

富山県中央植物園にて(1999年3月)Photo by S.Aoki

南アフリカ原産の鑑賞用球根草花。暖地では露地で切り花栽培が行われる。

葉は剣状で柔らかく、長さ30〜50cm になる。

早春、葉の間から花茎を伸ばし、 頂部が水平に近く折れ曲がり、その部分にラッパ形の花が上を向いて 4〜 5個 並ぶ。

花は上品な芳香を放ち、色は基本の黄色のほか、白、紫、ピンクなど豊 富で、八重咲きの品種もある。

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