「セツブンソウ」 (2月3日)


今日は節分。
セツブンソウという草があります。本当は旧暦の節分ごろか花の最盛期なのでち ょっと早いのですが、節分にちなんでこの花の話題を。

昨今流行の山野草栽培ではこの花に人気があるのだそうですね。
埼玉県の秩父山 地にはこの花がよくみられたのですが、最近は地元の保護運動の目を逃れた盗掘 によって激減しているとか。

でも深いところに球根があるので、根こそぎというのは少なく、絶滅を免れてい るのだそうです。

セツブンソウの花言葉は「人間嫌い」というのだそうですが、美しい花を咲かせ たとたんにもぎとられるのでは、人間嫌いにもなるでしょう。


セツブンソウ【節分草】
Eranthis pinnatifida キンポウゲ科セツブンソウ属

(99年3月1日) Photo by Shin

関東地方以西の本州に分布する多年草で、山地の木陰に生える。
特に石灰岩 地帯に群生することが多い。

高さは10cm 内外で、不揃いに深く切れ込んだ葉 が、茎の上部に 2枚対生する。

早春、茎の先に直径 2cm ほどの花を 1個つけ る。
5枚の花弁のように見えるのは萼で、花弁は退化して小さな黄色の蜜腺に 変化している。
雄しべの葯は紫色。

地上部分は夏に枯れる。

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