「デージー」 (2月4日)


デージーもパンジーと並んで早春の花壇を彩る草花ですが、エジプトの帝王の墓 からも発見されたというほど古くから栽培されていたものだそうです。

デージーの名の語源は day's eye で、“太陽の目”の意味の通り陽光で開き、 夜間や曇天では閉じます。
和名はヒナギク【雛菊】で、これもよく姿を表した名 ですね。

デイジーという名を持った園芸植物は、シャスター・デージー、イエロー・デー ジー、フルー・デージー、リビングストン・デージーなどいくつかありますが、 それぞれ属が違ったり、科が違ったり、デイジーとは直接のつながりはなく、花 がディジーに似ているので、或いは陽の光に関係があるのでついた名なのであろ うと思います。

作りやすい草花ですから、これから花壇で花つくりをなさろうという方にお勧め です。
9月上旬に種を蒔いて11月に定植すれば、冬の間から花を咲かせます。
本来は多年草なんですが、園芸的には秋蒔きの越年草として扱うのが普通です。


デージー【daisy】
Bellis perennis キク科ヒナギク属

群馬県前橋市「敷島公園バラ園」にて Photo by S.Aoki

ヨーロッパ原産の多年草。

冷涼な気候を好み、東北地方以北で野生化も見ら れる。

高さ10cm ほどの小型の草花で匙形の葉が密生し、直径 1〜 3cm の花 を次々と咲かせる。

平弁種と管弁種の2タイプがあり、花色は白、赤、ピン ク、など多様。

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