「ホトケノザ」 (2月11日)


昨日のハコベに続いて今日はホトケノザの紫の花を見つけました。

茎をまるく取り囲んでいる葉の形を、仏像の座る台座にみたててこの名がついた ものと思われますが、葉が何段にも重なっているところから三階草という別名も あります。

春の七草の中にもホトケノザがありますが、これは別物で、キク科のタビラコ 【田平子】のことです。

タビラコ若芽は食べられ、やはり春先に黄色い花を咲かせます。


ホトケノザ【仏座】
Lamium amplexicaule シソ科オドリコソウ属

神奈川県横浜市にて(1997年4月)Photo by K.Kasuga

本州から沖縄にかけての各地で、道端や空き地、畑などにごく普通に見られ る 2年草。

茎の断面は四角形で根元から分かれ、高さ10〜30cm になる。
茎の上部の葉は長さ 1〜 2cm の半円形で無柄、茎を抱くように対生し、下部 のものは柄がある円形で対生、いずれも縁に鈍い鋸歯がある。

早春、上部の葉の付け根に紅紫色の長い筒を持った唇形花を数個輪生する。
花の大きさは長さ約 2cm 。
閉鎖花(*)をつけることがある。

(*) 蕾のままで開かずに終わる花。自花受粉によって結実する。
スミレの類に多い。

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