「ユキヤナギ」 (2月24日)


庭のユキヤナギに気の早い花がちらほらと咲き始めました。

雪を被ったような最盛期のみごとさはありませんが、本物の雪にもめげず可憐に 咲いている数輪の花に生命力を感じます。

ユキヤナギは庭や公園に植えられるのが普通ですが、自生のものは川岸の岩場な どに生えています。
コゴメバナ【小米花】という別名があるくらいで一つ一つは 小さい花ですが、早春のユキヤナギを水面に映した谷川の水は、清冽そのものを 感じさせます。

生け花の材料としてもよく使われますが、一見しなやかそうに見えても枝は大変 折れやすいので、丁寧に扱ってください。


ユキヤナギ【雪柳】:
Spiraea thunbergii バラ科シモツケ属

大阪府寝屋川市にて Photo by M.Takeda

日本原産の落葉低木で、広く庭園に栽培される。

高さ 1〜 2m ぐらいになり、 枝葉細長く広がり、小枝には稜がある。

互生する葉は長さ 2〜 4cm の線状披 針形で縁には細かい鋸歯がある。
3〜 4月ごろ、新葉の出るのと同時に径 3mm ぐらいの小さい白色 5弁花が、枝の各節ごとに数輪ずつまとまって開く。
最 盛期には枝全体が白い花で覆われる。

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