「ショカツサイ」 (3月8日)


オオアラセイトウ、ムラサキハナナ、ハナダイコンなど多くの別名を持つ薄紫の 花ショカツサイ(諸葛菜)、江戸時代にはすでに中国から渡来して鑑賞用に栽培 されていたという記録もありますが、昭和10年頃から園芸植物としての栽培が 広まり、戦後の一時期大流行したことがありました。

その後野生化してあちこちに自生しているのを見受けるようになり、帰化植物と しての取扱いを受けています。

ショカッサイと「ツ」を詰めて呼ぶのは誤りです。


ショカツサイ【諸葛菜】
Orychophragmus violaceus アブラナ科オオアラセイトウ属

東京都町田市にて(1998年4月) Photo by K.Kasuga

中国原産の 1〜 2年草で高さ20〜50cm 、葉は互生し、下部のものは羽状に 深裂するが、中部より上につく葉は分裂しない。

春に咲く花は淡紫色の 4弁 花で径2.5〜 3cm 、花弁には濃い色の脈があり、茎の頂に10〜20個集まって つく。

果実の鞘は細長く断面四角形で長さ10cm ぐらいになり、中に長方形 の種子が多数入っている。

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