「オガタマノキ」 (3月14日)


続いて神事に関係のある花をもう一つ。

神社によく植えられている花木に、オガタマノキという、やはり早春に香りのよ い花を咲かせる常緑樹があります。

漢字では小賀玉木と書くのが普通ですが、古来この木の枝を神前に供えて神事を とりおこなったことから、招霊(オキタマ)がオガタマに変化したものであろうとい うのが定説になっています。


オガタマノキ【小賀玉木】
Michelia compressa モクレン科オガタマノキ属

東京都小石川植物園にて(2000年3月)Photo by Y.Katou

本州千葉県以西から沖縄にかけての暖地に分布する常緑高木。
高さは10〜15m 。

葉は互生して厚く光沢があり、長楕円形で長さ10cm ぐらい。

早春、直径 3〜 4cm の香りのよい白色花を開く。
花被片は12あり、基部は紅 紫色を帯びる。

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